ペットと暮らしている皆さん。 大切な家族であるペットに、毎日どんな水をあげていますか?
水道水でしょうか? それとも、市販のミネラルウォーターでしょうか?
私は2004年から2016年まで、うさぎのジョンと暮らしていました。 当時の私は、ジョンに何も考えずに「水道水」をあげていたんです。
何も考えずに、というか、それが普通というか当たり前というか…わざわざペットボトルを買ったり浄水器の水を与えるというのが頭の片隅にもなく、水やミネラルが健康にどれだけ大切か、その頃はまったく意識していませんでした。
ジョンは11歳で虹の橋へ。 うさぎとしては長生きしてくれて、「ありがとう」の感謝で見送りました。
でも、2023年にミネラルの重要性を学んでから、ふと思ったんです。 「もしかして、ジョンにあげていたあの水道水って…どうやったんやろう?」と。
もっと早く水の大切さを知っていたら、ジョンにもっと良い環境を用意できたかもしれない。 今になって、そんな後悔が少しだけあります。
ペットの水の選び方
【※うさぎを飼育している方へ:必ずお読みください】
この記事では「軟水が基本」とペット全般の一般論を解説していますが、うさぎは他の動物とは違って「カルシウム代謝」が非常に特殊です。
うさぎの水選びについては、より詳しく解説したこちらのページ(尿路結石とカルシウム代謝の話)を必ずあわせてお読みください。
ペットにあげる水を選ぶとき、何を基準にしたら良いのでしょうか。 過去の私のように「水道水でいいか」と思っている方も多いかもしれません。
もちろん、日本の水道水は安全基準が高いです。 ですが、健康を考えたとき、いくつか知っておきたい注意点があります。
水道水の注意点
日本の水道水は、消毒のために「塩素」が使われています。 私たち人間でも、あのカルキ臭が苦手な人がいますよね。
日本の水道水は、日常的に使いやすい水です。
ただ、カルキのにおいが気になる子や、飲み方に変化が出る子もいるかもしれません。
水そのものを怖がるより、飲めているか、清潔な状態で置けているかを見ておきたいと思っています。
ミネラルウォーターを選ぶ時に見ておきたいこと
「じゃあ、市販のミネラルウォーターなら安心?」 と思うかもしれませんが、ここにも注意点があります。
それは「硬度(こうど)」です。
水には、ミネラル(マグネシウムやカルシウム)の含有量によって「軟水」と「硬水」があります。 私たち人間にとっては、ミネラル豊富な硬水が健康に良いとされることもあります。
市販のミネラルウォーターを選ぶ時は、「ミネラル入りだから良い・悪い」と決めつけないことが大切だと思います。
水の種類よりも、その子が無理なく飲めているか、体調やおしっこ・便の様子に変化がないかを見ておきたいところです。
特にうさぎは、犬や猫とは体の仕組みが違うため、水を変える時は慎重に見てあげる方が安心です。
心配な場合は、かかりつけの動物病院で相談してから選ぶのがいいと思います。

ペットには「軟水」を選ぶのが基本
では、どんな水を選べばいいのか。
一つの基準は「軟水」(一般的に硬度100mg/L以下)を選ぶことです。
ペット用に販売されているものもありますが、それらも多くはミネラルバランスを調整した軟水です。
大切なのは、「どこのメーカーの水か」よりも、「ペットの体に負担をかけない水か」どうか。
- 塩素などの不純物が除去されていること
- ミネラルが多すぎない「軟水」であること
この2点を意識することが、ペットの健康を守る第一歩になります。
もし今、水道水や硬度の高い水をあげているなら、いきなり変えると飲まなくなる子もいます。
今までの水に少しずつ新しい水を混ぜて、ゆっくり慣らしてあげるのがいいかもしれません。
冬に飲む量が気になる時は「水温」も見直す
水の種類を見直しても飲む量が気になる時は、水温や交換頻度、器の清潔さが影響することもあります。
冬の水温の目安と、ぬるま湯を試す時の注意点は別記事にまとめました。

まとめ
ペットの水を選ぶ時に大事なのは、「水道水がだめ」「ミネラルウォーターなら安心」と決めつけないことだと思います。
水道水を使う場合は、においや器の清潔さ、飲み方を見ておく。
ミネラルウォーターを使う場合は、硬度や成分を確認する。
うさぎの場合は、カルシウムのことも考えておく。
ジョンと暮らしていた頃の私は、水のことを深く考えていませんでした。
今振り返ると、水の種類だけでなく、飲む量、器の汚れ、水温、日々の変化をもっと見ておけばよかったと感じています。
この記事が、今ペットと暮らしている方の「水を見直すきっかけ」になればと思います。
